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ダイロキシアは気分が沈んでいると感じている場合や、モチベーションを向上させるために用いられる薬剤です。

有効成分デュロキセチンは、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)であり、主にセロトニン系とノルアドレナリン系の神経だけに作用するお薬です。
この特徴により、通常の抗うつ薬で見られる口の乾きや便秘などの一般的な副作用が軽減されます。
セロトニンの増加は不安をやわらげ「気分」を良くし、ノルアドレナリンの増加は「意欲」を高めます。

もうひとつの期待される効果は、慢性疼痛の治療における有用性です。
特に糖尿病性神経障害に伴う痛みにおいては、国内外で主要な治療薬として推奨されています。
さらに慢性腰痛症と変形性関節症、線維筋痛症に対する効果も確認されています。

ダイロキシア(Dyloxia)30mg
1カプセル中：デュロキセチン塩酸塩ペレット33.65mg(デュロキセチンとして 30mg)、添加剤にスクロースを含有(追加情報についてはリーフレットを参照)

ダイロキシア(Dyloxia)60mg
1カプセル中：デュロキセチン塩酸塩ペレット67.3mg(デュロキセチンとして 60mg)、添加剤にスクロースを含有(追加情報についてはリーフレットを参照)

●うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛
通常、成人には1日1回朝食後、デュロキセチンとして40mg(30mg：4/3錠、60mg:2/3錠)を服用します。
投与は1日20mg(30mg：2/3錠、60mg:1/3錠)より開始し、1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mg(30mg：2/3錠、60mg:1/3錠)ずつ増量します。
なお、効果不十分な場合には、1日60mg(30mg：2錠、60mg:1錠)まで増量することができます。

●線維筋痛症に伴う疼痛、慢性腰痛症に伴う疼痛、変形性関節症に伴う疼痛
通常、成人には1日1回朝食後、デュロキセチンとして60mg(30mg：2錠、60mg:1錠)を服用します。
投与は1日20mg(30mg：2/3錠、60mg:1/3錠)より開始し、1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mg(30mg：2/3錠、60mg:1/3錠)ずつ増量します。

倦怠感、傾眠、頭痛、めまい、悪心、食欲減退、口渇、便秘、下痢

セロトニン症候群、悪性症候群、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)、痙攣、幻覚、肝機能障害、肝炎、黄疸、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、アナフィラキシー反応、高血圧クリーゼ、尿閉などの症状が現れる場合があります。
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。

・持病やアレルギーのある方は事前に医師にご相談ください。
・飲み合わせの悪い薬があります。事前に医師・薬剤師にお申し出ください。
・妊娠中もしくはその可能性のある人は、医師に申し出てください。
・症状に合わせて薬の分量を加減しているので、医師の指導をよく守ってください。
・本剤の服用中は、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
・緑内障で眼科にかかっている人は、医師・薬剤師にお申し出ください。
・本剤は割らずに飲んでください。
・本剤の服用中にアルコールを飲むと、薬の作用が強く出るのでお控えください。
・本剤の服用中にセイヨウオトギリソウを含む食品は摂らないでください。