シプラレックス(レクサプロのジェネリック)の個人輸入情報

気分が落ち込んでいる人を見て「うつになっちゃったのかな」などとよく言いますが、一時的なものならまだしも、それが長く続いた状態をうつ病と言います。

うつ病の治療にはカウンセリングや環境を変える・整えるほかに抗うつ薬が処方されることもあります。
抗うつ薬には、三環系薬、四環系薬、SSRI、SNRI、NaSSAがあり、それぞれ少しずつ異なった効果・特徴があります。
ジプラレックスはSSRIに属する抗うつ薬で薬効成分はパロキセチンです。
レクサプロのジェネリック医薬品ですので、レクサプロと同成分です。

SSRIは、Selective Serotonin Reuptake Inhibitorsの略で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬です。
何らかの原因でセロトニンの量が減ると、少ないセロトニンをより多くキャッチしようと受容体の数を増やそうとします。
このことで感受性の変化が生じるのがうつ病です。
三環系や四環系はセロトニンだけではなく、いろいろな神経伝達物質の量を変化させてしまう為、副作用が強いことが難点でした。
便秘や排尿障害、口が渇く、眠気が強いなどの副作用に悩まされ、長く使えず中止せざるを得ないことが多々ありました。

そこで、セロトニンだけに作用して気分を楽にしたり意欲を高めてうつ病を治療するのが、SSRIです。
三環系や四環系と比べると穏やかな効き目ですが、副作用がほとんどないので他の抗うつ薬で副作用に悩んでいる方にはオススメです。

うつ病・うつ状態の改善

用法用量は、成人では10mg（1錠）1日1回夕食後に服用するのが原則です。
日本で承認されている効果効能はうつ病やうつ状態の実ですが、海外ではパニック障害も適応症として承認されています。
増量する時は、1週間以上間隔をあけて1日最高20mg（2錠）を超えないこととなっています。

抗うつ薬による離脱症状は減薬や自己中断により血中の濃度が急に下がる事で起こる症状です。
代表的な離脱症状は耳鳴り（シャンビリ）、身体のしびれ、めまいやふらつきなどがあります。

ただし、シプラレックスはレクサプロと同様に離脱症状が起きる可能性は低いと言われており、医師の指示通りに服用していれば心配はないでしょう。

嘔気・嘔吐、食欲不振、下痢、性機能障害（女性：乳汁が出る、生理不順等　男性：性欲減退、勃起不全等）
また、シプラレックスやレクサプロを服用することで太るという情報もありますが、太る理由として挙げられているのが抗うつ薬の抗ヒスタミン作用です。
ほとんどの抗うつ薬に抗ヒスタミン作用がありますが、シプラレックスやレクサプロはその中でも抗ヒスタミン作用は弱く太りにくいと言われています。

注意事項として、飲み忘れた時は気が付いた時に飲んでください。
ただし次の服用時間が近い場合は1回飛ばしてください。2回分を1度に飲むことは止めてください。
急に服薬を中止すると吐き気や不安、不眠、筋肉の攣縮などが起きることがあるので、勝手に中止しないでください。
アルコールで作用が強まるので、服用中のアルコールは控えてください。
サプリメントや健康食品でセイヨウオトギリソウ（セントジョーズワート）、Lトリプトファンと表示のあるものは控えてください。

うつ病と鑑別の難しい病気に甲状腺機能低下症があります。
この病気を除外することなくうつ病の診断はできないと言われています。
まずは医療機関で診察を受けて、鑑別の難しい病気ではないか調べてもらいましょう。
シプラレックスを服用する際は、医療機関を受診して医師の指示に従って服用して下さい。