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第2世代黄体ホルモンのレボノルゲストレル、卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールを含有している経口避妊薬で、1相性の低用量ピルです。

定期的に服用することにより、排卵に要するホルモンの分泌量が減少して、排卵を抑えることができます。
さらには子宮内膜の増殖を抑えることもでき、子宮内に精子が侵入するのを阻害する働きもあるため、これらの作用によって受精や受精卵の着床が阻害されて妊娠がしにくい状態を作ることが可能です。

また、経血量の減少や生理不順の改善などといった副次的な効果も期待することができるので、避妊薬としてはもちろんこれらの副次的な効果を目的に使用することもおすすめです。

黄色い錠剤（アクティブ）:レボノルゲストレル 0.15mg、エチニルエストラジオール 0.03mg、乳糖水和物
白い錠剤（不活性）:無水乳糖（偽薬）

1日1錠を毎日同じ時間に、21日間連続で経口投与します。
続いて偽薬のプラセボ錠を7日間服用し、合計28日間にわたり服用することが、基本的な使い方となります。
継続してその後も服用していく場合は、避妊する期間に同じような用法用量で経口投与を繰り返していきます。

エストロゲン作用（乳房が痛む、吐き気、頭痛）
不正出血（生理時以外に出血がある）
アンドロゲン作用（にきび、多毛、体重増加）
血栓症（下肢の痛みや浮腫、激しい頭痛、嘔吐、吐き気、めまい）
腹痛、下痢
などの症状が現れる場合があります。
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。

・本剤の服用中に、ふくらはぎの痛み・むくみ、突然息苦しくなる、胸痛、激しい頭痛、見えにくくなるなどの症状が現れた場合には服用を中止し、すぐに医師・薬剤師にご相談ください。
・本剤を長期に服用する場合は、6ヶ月ごとに検診を受けてください。
・初めて服用する場合は月経第1日目から服用し、服用開始日が月経第1日目から遅れた場合、飲み始めの1週間は他の避妊法を併用してください。
・本剤は飲み始めて1〜2周期の間は軽い吐き気、乳房の張り、または生理以外の出血が現れることがあります。通常は服用中になくなりますが、症状がひどい場合、あるいはおかしいと思った場合は医師・薬剤師にご相談ください。
・本剤の服用中に激しい下痢や嘔吐が続いた場合、薬の吸収が悪くなり、妊娠する可能性が高くなるので他の避妊法を併用し、医師・薬剤師にご相談ください。
・飲み忘れにより妊娠する可能性が高くなりますので、指示どおり服用してください。
・妊娠中・妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、本剤使用前に必ず医師にご相談ください。
・本剤服用中に2周期連続して生理が来なかったときは、妊娠の可能性もありますので必ず医師や薬剤師にご相談ください。
・本剤の服用中は、禁煙してください。（特に35歳以上で1日15本以上の喫煙者）
・本剤には併用してはいけない薬や、併用に注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や新たに使用する場合は、必ず医師又は薬剤師に相談してください。
特にウィルスに対するオムビタスビル水和物とパリタプレビル水和物、主に肝臓などに使用されるリトナビル配合剤との併用は禁忌とされ、絶対に一緒に使用してはいけません。
・本剤の服用中にセイヨウオトギリソウ（セント・ジョーンズ・ワート）を含む食品は摂らないでください。
・子宮筋腫がある方、乳癌の既往歴がある方、家族に血栓症の既往がある方、肥満の方、35歳以上の方、喫煙者は、本剤を使用する前にそのことを必ず医師又は薬剤師に告げてください。
・子供の手の届かないところに保管してください。
・直射日光と湿気を避けて、室温で保管してください。
・錠剤をシートから出した状態で保管しないでください。