ﾍﾞﾀﾌﾟﾛ

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日本でも有名なあがり症･狭心症･高血圧症･不整脈の治療薬『ｲﾝﾃﾞﾗﾙ』のｼﾞｪﾈﾘｯｸでｱﾎﾞｯﾄ社が開発した治療薬です｡
また､再発防止薬としても使用されます｡

有効成分ﾌﾟﾛﾌﾟﾗﾉﾛｰﾙが心臓のﾄﾞｷﾄﾞｷを抑え､心拍数を安定させる効果があり｢あがり症｣の予防薬として効果があります｡
また､ﾍﾞﾀﾌﾟﾛ（ｲﾝﾃﾞﾗﾙｼﾞｪﾈﾘｯｸ）のβ受容体遮断作用により血圧を下げる効果もあり､狭心症や心筋梗塞の原因でもある高血圧症の治療にも有効です｡

そのた､片頭痛予防薬としても古くから使用されており日本でも臨床試験でも認められ特例措置が取られるようになりました｡
欧米では片頭痛予防薬の第1選択薬のひとつとしてｲﾝﾃﾞﾗﾙの成分が推奨されているほどです｡
尚､処方の対象となっているのは片頭痛発作が月に2回以上あり､日常の生活に支障をきたしている方｡

先発薬のｲﾝﾃﾞﾗﾙはβ遮断薬（ﾍﾞｰﾀﾌﾞﾛｯｶｰ）系統のお薬で､使用実績がとても豊富なのも特徴です｡
そのｲﾝﾃﾞﾗﾙの同成分で後発薬（ｼﾞｪﾈﾘｯｸ）として開発されたのがﾍﾞﾀﾌﾟﾛです｡

●高血圧症の方：
成分｢ﾌﾟﾛﾌﾟﾗﾉﾛｰﾙ｣を10mg〜20mgを3回服用してください｡症状によっては120mgまで1日の服用量を増やすことがあります｡

●狭心症の方：
成分｢ﾌﾟﾛﾌﾟﾗﾉﾛｰﾙ｣を10mgを3回服用してください｡症状によっては90mgまで1日の服用量を増やすことがあります｡

●あがり症の方：
緊張する場面や心臓が落ち着きそうもない場面の約30分〜1時間前に服用してください｡ 服用量は少量から始めるのが推薦されています｡
まずは10mgで服用してください｡
効果が感じられなかった場合は20mgまで増やすことがあります｡

●片頭痛発作を予防する場合：
成分｢ﾌﾟﾛﾌﾟﾗﾉﾛｰﾙ｣を5mg〜10mgを2回あるいは3回服用してください｡症状によっては60mgまで1日の服用量を増やすことがあります｡

※用法容量は年齢､症状により適宜増減します｡

服用後に体のだるさやめまい､喘息発作を感じることがあります｡
軽度なら問題ありませんが､副作用がひどい場合は服用を止め医師に相談してください｡
その他､服用後に脈が1分間に50以下なったり､息苦しさなどを感じた場合も医師に相談してください｡
特に高齢の方が起きる可能性があります｡

10000以上の症例の0.1〜5％未満で発生した副作用ですので､基本的に用法容量を間違えなければ安心できるお薬です｡

心不全や喘息､ﾚｲﾉｰ症状のある人は基本的に禁忌です｡
また､発作薬のﾘｻﾞﾄﾘﾌﾟﾀﾝとの併用は禁止しています｡
糖尿病の人は､血糖降下薬の副作用（低血糖）がでやすくなるので注意が必要です｡
服用中の薬のある方､持病やｱﾚﾙｷﾞｰをお持ちの方､妊娠中の方またはその可能性がある方は医師に相談の上服用してください｡

　

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